1972年生まれだからまだ若い方ですよ。でも今に至る道をきちっと歩いてきたわけ。彼は自分の心のなかのトラウマみたいなものとずっと対決してきたの。野球がヘタだったコンプレックスをどうやって克服するか、つまり完全燃焼して自分が立派にやり遂げた素晴らしい人間じゃないかってことを自分に認めること、自分をほめることで至る道ですよ。
- 自己否定でダメなんだっていう思いが強いわけだから、自分は素晴らしいって思いに取り替えていく作業を一生懸命してきたわけですよ。でもそれをやらないまま、世間で「あなたは素晴らしい大学出てますね、いい会社行ってますね」って言われながら、なんか中身がないまま外見だけで張子の虎で生きていく人って退職する頃に鬱になっちゃうのね。あっという間に60歳になるじゃない。なったときに名刺を失い、世間からあなたは素晴らしいって言われてきたものが消えちゃうでしょ。
- 自分というものを何か超えなければならない、対決しなければならないものがあったら目をそらしちゃダメだよっていうことですよね。それをちゃんときれいにつぶしていくなり乗り越えるなり解決するなりした人はいつも完全燃焼しています。Aという段階で完全燃焼した人は、Bという時代もCという時代も完全燃焼して、その連続で生きていけるからね。それが何よりも大事じゃないかと思う。そしたら歳をとっても後悔しないもの。人がなんと言おうともいいと思って、自分が馬鹿げていると思ってもちゃんとやればいいんですよね。人生における運不運というものは、不運の中に運のよさが隠れていたり、運のよさの中に不運の種が隠れていたりするじゃない。自由になれば本当はそんなにくよくよしないでやりたいことやればいいんだけど、みんななんかしがらみがないのにあると思いすぎちゃう。自分のやりたいことをやっていればいいんだよね。その都度のインスピレーションで沸いてくることをやれば、それが一番なんだから。